関西試聴OFF会 お知らせ

9月20日の試聴会についてお知らせです。

・『真空管オーディオ・関西試聴OFF会』 ご案内のトップページはこちらです。

・参加のご表明は、メール、BBSへご投稿、拙Blogへコメントいずれでも結構です。
 特にフォームを設けませんのでご連絡事項、持ち込み作品などの情報を簡単にお知らせいただければありがたいです。

・ご連絡がなくとも飛び入りでのご参加も可能です。
 その場合、持ち込み作品の試聴は、他の作品出品が多数の場合、ご遠慮いただくことがあります。

・参加ご表明のメールがいただける場合は、アドレスはこちらです。

・当方では主に下記のBBSをワッチしております。そちらへのご投稿でも結構です。
 各BBSの主催者様には厚く御礼申し上げます。

《《《 真空管オーディオなんでもありの掲示板 》》》

▲●■大人の自由空間▲●■"Building My Very First Amp講座"

第三幕 掲示板

一庵堂ヨタと~く

千客万来

真空管の掲示板

・もちろん、ご持参の作品がなくても試聴のみのご参加も歓迎いたします。

・試聴機材について

スピーカー1:RE-KV12PF/PE101A/RT003C 3way(画像左)
        09年8月製作の新作です。フロントバッフルはアサダ桜一枚板

スピーカー2:リチャードアレン NewGolden8-Twin内蔵 “ショートグラフ”(画像右)

テスト用パワーアンプ:未定、二台ほど持ち込み予定です。

プリアンプ:1979年製作、アキュフェーズ型全段コンプリメンタリ回路 NF型EQ MM入力

昇圧トランス:Tango MCT999

アナログプレーヤー:SP-10mkⅡ オーディオテクニカ アーム ケヤキ積層キャビネット(修理未完により使用できない場合があります)

カートリッジ:シュアーV-15vst オルトフォンMC30SⅡ DL-103

DAC:Softon model2-DAC

CDプレーヤー:2000年製作 ”はやとり” (画像下,softon model-3とほぼ同内容です)

SACD,DVDプレーヤー:マランツ DV-6500

Img_1018s

Photo_3Img_0807s

・ソースは各自ご持参ください。CDを推奨いたします。

・MD,カセットテープ,HDD,各種メモリーカード他、特殊なソースを再生をご希望の方は、ライン出力可能な対応機器をご持参ください。

・作品を宅配便でご送付をご希望の方は、下記の集配所に留め置きでご発送いただきますようお願いいたします。
当日、車にて荷物のお引取りに同行させていただきます。

ヤマト運輸 佐保台西センター  センターコード 064096
630-8106 奈良県奈良市佐保台西町16
http://www5.info-mapping.com/onpage/kuronekoyamato/pub/mapinfo.asp?offc_para=064096&ZM=9

会場は公共施設ですので、荷受代行は不可能です。
また拙宅へのご送付は、荷受時間帯の不在や、会場までの搬送など、差し支えが多々ありますので、恐れ入りますが避けていただきますようお願いいたします。

・みなさんのお名前がわかるように、クリップ付ネームプレートをご用意いただけるとありがたいです。
 一部、当方でも用意させていただきます。

・急募!!:当方のSP-10mk2が修理中のため、アナログプレーヤーのご参加をお待ち申し上げております。
 重量物で大変恐縮ですがよろしくお願いいたします。
その後、いな さんからお申し出があり、アナログプレーヤーをご持参いただけることになりました。いな さんには厚く御礼申し上げます。

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会場アクセス,周辺案内

会場の奈良市勤労者福祉センターは、奈良県の最北端に位置します。
周辺は、景気低迷のためやや開発がストップ気味の住宅街で、だいたいいつでも閑散としています。

最寄のJR平城山駅は乗降客も少なく、駅前には撤退した大型店跡もあり、商店や飲食店はとても少ないです。
この駅は大阪-加茂間の快速は停車しますが、京都-奈良間の快速は通過するため、京都から快速を利用する場合は一駅手前の木津で乗り換える必要があります。

・JR大阪環状線 大阪,西九条,弁天町,新今宮,天王寺,JR難波より快速加茂行きに乗車、平城山下車。

・JR京都より奈良線みやこ路快速 奈良行きに乗車、木津で下車、後続の大阪方面行き電車に乗り換え、平城山下車。

荷物が大きく重い場合は、近鉄京都線の急行とタクシーを利用されるのもいいかもしれません。

・近鉄京都(新幹線ホーム直下)より、奈良,橿原神宮前,天理行き急行に乗車、約30分で高の原下車。西口ロータリーよりタクシーなど。

自動車でご来場の場合は、大きく下記(地図黒枠)の三つのルートが考えられます。日曜日の午前ならば渋滞もなくスムーズに足を運べるとおもいます。
ただし夕方帰路の国道24号線と第二阪奈宝来入り口までの区間は、時折激しい渋滞に遭遇することがありますので注意が必要です。

・名神京都南IC国道1号→24号大久保バイパスへ、または京滋バイパス小椋IC降り左折、国道24号大久保バイパスを南下、京奈和道 城陽ICより木津IC(終点)を降り右カーブR24号合流すぐ。

・阪神高速東大阪線より第二阪奈道へ、宝来IC(終点)を降りそのまま高架(右車線)を東行き、二条大路南1交差左折、国道24号北上約10分。

・阪神高速松原線、近畿道、阪和道より松原JCTで西名阪道へ、郡山ICを降り国道24号を奈良方面へ北上、約20~30分。

昼食はあらかじめ近隣スーパー、コンビニで食料を調達するか、一時会場を外出して車で飲食店へ向かう案が考えられます。下記地図内の赤枠が主に飲食店で、昼食のほか、帰路に夕食のため立ち寄る先として参考にしてください。

ついでに立ち寄られるであろう観光スポットは数多くありますが、それはガイドブックをを参考にしていただくとして、その他の商業施設で、忘れ物の補充や帰路の途中に利用できそうな店舗を緑枠で紹介しおきます。
Photo_2

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関西試聴OFF会 案内

会場近辺の案内をいたします。R24

会場は、京奈和自動車道 木津ICを降りてすぐの国道24号線に隣接しています。
画像は国道24号線を南向きに見て奈良・橿原方向です。この先を左側道に進路を取り、橋上の交差点を左折(南から北上の場合は右折)します。

Vfsh0076s 交差点を曲がり、北東方向に進むと右手に「平城山(ならやま)」駅を見ます。
大阪方面から電車を利用される場合は、ほとんどの方がこの駅を利用されると思います。
JR環状線 快速停車駅から快速 加茂行きに乗車、奈良の次の駅です。
京都からは、みやこ路快速 奈良行きに乗車、手前一駅の木津で後続の電車に乗り換えます。京都-奈良間の快速は当駅を通過します。

Vfsh0075s 会場の正面は駅前道路からは左にUターンするように進入します。したがって玄関は道路とは反対側に位置します。
大きめの駐車場が完備され、しかも無料です。鉄道、自動車どちらでもアクセスが良好な希有な会場だとおもいます。
なを、会場周辺には、「サン・アクティブ奈良」という旧名称の案内標識が多くあります。まぎらわしいですが、当該会場と同一ですのでご参考まで。

Vfsh0078s この会場の欠点のひとつに、徒歩圏内に食事処がほとんど無いことが上げられます。
当日は、会期中に一時外出して昼食をとっていただくことがやむを得ないとおもいます。
画像は車で約5分ほどの所にある「cafe UNO(ウノ)」です。たいした距離ではありませんが、途中、歩道の整備が十分ではありません。
メニューの内容はファミレス風ですが、ボリュームは抜群です。重作戦発動前の大量補給にはいいとおもいます。

Cainz 京奈和自動車道の出口付近に大型ショッピングモールがあります。
会場に入られる前に忘れ物の補充などに利用できると思います。
京奈和道出口からは、加茂、州見台(くにみだい)方面に進路をとり最初の信号を左折します。
画像のホームセンター「カインズ・ホーム」のほか、平和堂(食品スーパー)、雑貨店、銀行などがあります。

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真空管オーディオ・関西試聴OFF会

OFF会の機会が少ない関西方面のオーディオマニアのみなさんにも気軽にご参加いただけるよう、奈良で試聴OFF会を企画いたしました。
自作アンプなど様々なオーディオ機器を持ち寄り、皆様方のご親睦を深める機会になれば幸いです。
関西だけでなく、遠方よりご来奈いただけそうな方々よりもお問い合わせをいただいております。
奈良での開催は、ちょうど10年ぶりとなります。ご参加いただける皆様、ご興味をお持ちの皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

会名称『真空管オーディオ・関西試聴OFF会』

日時:2009年9月20日(日曜日)
   午前9:00~午後6:00 ・・・会場使用時間
   午前10:00~午後5:00 ・・・試聴時間(前後1時間は会場設営と後片付け)

会場:奈良市勤労者福祉サービスセンター(うぇるびぃ奈良=旧名称:サン・アクティブ奈良)
http://www.wellby-nara.or.jp/
    奈良市佐保台西町115 ℡0742-71-2434
    1F リハーサル室

会費:無料(会場費は、ごく小額ですので私が負担いたします)

交通:JR平城山駅 下車徒歩5分、近鉄高の原駅下車 タクシー約10分
   車:京奈和自動車道 木津ICより5分、第二阪奈道 宝来ICより約20分、西名阪道 郡山ICより約30分
   駐車場:有り(無料)

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その他:
・参加ご表明は特にフォームを設けません。掲示板、メール、飛び入り(作品持込試聴は不可)いずれでも結構です。
・参加作品はパワーアンプが中心になる模様ですが、スピーカー、プリアンプ、DAC、アナログプレーヤ他の参加も歓迎します。
・今回は試聴順序、タイムテーブルなど設定せずにご自由に試聴していただく方針でまいります。
・ご持参の作品が無くても試聴のみのご参加も歓迎です。
・昼食の用意はできません。おそれいりますが各自ご用意いただくか近隣で外食をおねがいいたします。

カテゴリ「試聴会」の各記事も参考にしてください。
http://hayatori21.cocolog-nifty.com/blog/cat21529028/index.html

みなさまのご参加をお待ちいたしております。

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2009年新春OFF会

1月12日、横浜の善本さん宅でのOFF会に参加してきました。

Dscn0060ssこのOFF会の目的は、オーディオの同好が集まり、自作の機器を持ち寄って試聴することにあります。

こちらの会場へ寄せていただくのは今回で4回目となり、毎回顔なじみのメンバーも多く集まりますが、回をかさねるごとに新しい参加者のみなさんも増えつつあり、多彩な参加作品を拝見できる機会に恵まれています。

Dscn0071ss_2そもそも、この試聴会は、WEB上で多く紹介されている(代表的なサイトはこちら)全段差動アンプ他を、善本さんが主催されている(有)ソフトンが製造販売されるシャーシー、トランスなどを用いて完成させ、その出来栄えを確認し披露する目的が大きかったようです。
その後、全段差動アンプは急速な普及を遂げ、現在ではPPアンプにおけるこの形式の着工数は最も多いのではないかとおもいます。

Dscn0077ssさて、2004年の動物園試聴会あたりから様々な形式のアンプの参加も増加して、一時の差動一色から、シングル、SEPP、CSPP,半導体各種(バイポーラTr,FET,SIT,IGBT,ICなど)等々、多彩な形式のアンプが会する様相に変わりつつあるようです。

わたくしが会に持参したアンプは、二台とも半導体アンプで、画像にはなく、またほかの記事で改めて紹介したいとおもいます。

デジカメを新調しましたので、今回早速みなさんの作品を画像に収めようとシャッターを切りました。
なを、会に到着したのがお昼ごろとなったため、試聴を終えた作品もいくつかあり、すべての作品を画像に収められなかったのたのは、ちょっと残念ではあります。
画像からもれている作品の主の方々にはお詫び申し上げます。

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宙塾 PA活動近況

10月26日、御所市葛城公園でのリサイクルフェスタです。

Img_0926s_2 このイベントにPA係りとして参加して、今回で4回目となります。
この会場では、前回より、二組のスピーカーとアンプにより、音場の広角化を図っています。
メインのスピーカーは、従来通り40cmウーハーによる3way、サブは12cmフルレンジダブルによる小型システムです。
サブをスピーチ演者立ち位置の両サイドに置くことにより、はね返りモニターも兼ねています。
また、この後方は来場者の入場エントランスにもなっていますので、導入効果に関しても好都合です。

081116sImg_0939s_2 続いて、11月16日、奈良町センター「宙塾(おおぞらじゅく) こどもおん祭り発表会」です。

この日は朝からまとまった雨が降り、午前中、野外でのイベントは断念されました。
急遽、建物内の大会議室に会場を変更してイベントを進行。大人数の出し物は中止になりました。
ここでは12cmダブルが活躍。画像は紙芝居「良弁杉(ろうべんすぎ)」一座の公演です。

Img_0949s_2 午後から雨が上がり、再び野外のステージに会場を移動することに。
機材の搬送は、かなりしんどいものがありました。歳を感じます。

何回かイベントでPA係りをやってきて、いちばん問題点を感じたのは、機材の知識と重量物をかかえる体力を合わせもつ人材というのは、そう簡単にいない、ということでした。
アンプのパワーも十分ではありませんし、スピーカーの規模も、もっと充実したいという希望もあります。
それ以前に、お手伝いを引き受けてくれる方があれば、それも可能になろうかとおもいます。Img_0948s_2

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短編小説「明石の落日」紹介

なにを血迷ったのか、小説なるものを書いてみました。

古墳時代を舞台にした歴史小説です。
一応、フィクションではありますが、日本書紀、古事記、風土記をベースにしています。

記紀自体が、史実とは異なる記録という評価が多い中、そこへ独自の解釈を肉付けした内容ですので、ナンセンスと思われる方も多いとは思いますが、それすなわち“フィクション”と考えています。

福田宿禰や椚麻呂など、架空の人物も登場します。しかし、かなりの人名、地名が、記録や実在に則しています。
人名、地名、語句などをネットで検索していただくか、他の文献を参照して追考していただくと、また新しい発見があるかもしれません。

なを、小説の進行は、投稿順とは逆です。

カテゴリー「小説」をクリックしていただいて、ページトップを開くと、上から順に、第一話・・・第十話、全話通して読んでいただけます。

どうぞよろしくお願いいたします。

ネット小説の人気投票です。投票していただけると励みになります。(月1回)
         ネット小説ランキング>歴史部門>「明石の落日」に投票

   ***  目次  ***

   第一話   佐紀の宮

   第二話   大王の喪船

   第三話   菟餓野

   第四話   宇治へ

   第五話   奇跡の生存

   第六話   垂耳王

   第七話   播磨の統一

   第八話   誉田別大王

   第九話   再び弟彦王

   第十話   落日、後日談

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ロールアウト

112s_2 はたせるかな、13FD7pp艦上差動アンプ「フシアナサン」は、1月14日、初陣となる「2008年新春OFF会」にはるばる横浜に向け出撃しました。

このアンプは、ボート上で運用するための様々な特徴があります。
課題となっていた放熱に関する処理は、発熱を無理に回避することよりも、出た熱をいかに均一に逃がすか?というコンセプトで配慮しました。

まず、外観上のアクセントとなっているアルミサッシ流用の放熱器により、半導体の放熱ベースに供すると同時に、シャーシーパネルの過熱を防ぎ、真空管周辺の空間をチムニー構造にして上方への排熱を促進します。

電源トランスは100VA容量の電圧変換トランス(200~240V→100V)を流用し、一次二次反転で使用しています。本来二次の100V巻線には巻き足しがあるため、AC100Vを加えたとき、240V巻線には若干低い電圧が現れます。そのため、得られるDC電圧は過度に高くならず、出力段の所要実効電圧にちょうどよい電圧が得られると同時に、十分余裕のある電流容量でトランスからの発熱はかなり少なくできています。

ヒーター電源は、ボート上ではバッテリー電源より直接12V強の電圧を供給し、本体にはヒーター電源を持っていません。地上での運用に際しては、外部に小型12Vスイッチングレギュレータ(3.8A)を用意して対応します。

と、他にも特徴はいろいろあるのですが、後の記事でおいおいと言及していくことになるとおもいます。

Img_0770s 回路構成は、初段2SK246GR、二段目13FD7ユニット1、出力段、同ユニット2、OPT、FE-25-8,8kΩppです。電源はリップルフィルターに2SK2847を投入してあります。
スペックは、最大出力6W/ch(歪率2%)、ノイズレベル0.12~0.15mV(L~Rch)、ダンピングファクター18、周波数特性10Hz~105kHz(-1dB)といったところ。NFB13.5dBで仕上がりゲインは17.5倍(24.5dB)と大きめですが、既存MDレシーバーのメインアンプ部とほぼつり合っています。
・・・(とここまで書いて何か足りないと思われた諸賢、おそれながらこのブログでは回路図、図表の類はできるだけ出さない方針をつらぬきたいとおもいます)

突出したスペックでもなく、コンパクトさもほどほど、平凡な基本回路構成ではあるのですが、バランスのとれた内容となったと思っています。しかし、善本さん宅のオフ会では、きわめて多数の参加作品に埋もれて、傑出した作品には見えないようでした。

Img_0747sImg_0757s オフ会はあけて、本機の初着艦は、一週間後の1月20日となりました。
他の全段差動アンプもそうであったように、本機の音質的な特徴を一言で現すと、“アルデンテ”です。この性質は、特に小口径のスピーカーシステムで持ち味を発揮するように感じています。
ダンピングファクターも十分あり、目論見とおり艦載アンプに適した仕上がりに完成できたようにおもいます。

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「フシアナサン」佳境

13fd7s製作するアンプの概要がほぼ定まったのは、07年の12月に入ってから、その作業にさらなるモーションをもたらしたのは、年明けの14日に横浜の善本さん宅で開催される「2008新春OFF会」の案内を知ったことでした。
関東方面へのオフ会出席は、持参する作品にとぼしいこともあり、約3年のブランクがあったので、いずれは、という気持ちをいだいている最中に、実にあわただしいタイミングでこの報はもたらされました。
幸いなことに、今回年末年始の休日は、ほぼ一週間のまとまった休みがとれそうなので、この期間に集中すれば、なんとかオフ会に間に合わせられるとの見込みを期待していました。

節穴付の枠材を利用したシャーシーの製作が12月前半、年末のラスト10日間には、テスト用のバラックを組み立て、得られたデータより、回路の手直しと基板パターンの変更を同時に進行するというドタバタをやっていました。

このアンプの回路設計は、目標となるスペックを満たすために算出される回路定数を導き、それに従って部品を買い揃える、という一般の手順とは基本的に異なっています。
たとえば、位相補償用に使えそうな容量のコンデンサーが手持ちにあるとすると、それを挿入する段の遮断周波数が決まり、その周波数,位相特性で安定に施せるNFB量が決まり、従って仕上がりゲインやダンピングファクターがもたらされる、といった順番です。
今回の製作では、そのようなフィロソフィーをかなり意識して、コンストラクションや回路のあちこちに、それは生きているとおもいます。

PhotoImg_0738s 年は明けて、基板上の部品実装やシャーシー内のワイヤリングも佳境に入りました。おもわぬショート事故など、大きなトラブルさえなければ、なんとか完成できそう、という見通しまでこぎつけられました。

正月休みも最終の6日、発振器で与えたテスト信号の正弦波が、オシロスコープに現れたときの安堵感は、今まで作った作品の時にはなかったものでした。

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鹿野式プリント基板製作法

今回の製作では、生基板をエッチングした自前のプリント基板による配線を採用することにしました。
特にシャーシーサイズが小さいわけでもなく、通常のラグ板配線でも可能な仕様となる予定だったのですが、かれこれ10年以上プリント基板なるものを自作しなかったので、「製作技術の温存」のためにも、はるか昔より続けてきた独自の方法により製作しました。細かいパターンには不向きですが、ローコストで、そこそこキレのよいパターンができる簡易な方法です。

Img_0684s パソコンやフォトレジストなど一切使わない原始的な方法ですので、ほとんど手元にある材料で作業を進められます。
アートワークは、1mm方眼紙の表にパターン面を、裏に部品配置を鉛筆で描きます。裏表の記入は、自作のバックライト付転写台で透かしながら確認、同時に回路図ともにらめっこ。この作業は、十分時間のある休日に一気に書き上げるほうが全体のイメージを忘れることが少ないようです。ただ、後日には必ず2度3度チェックを行いますが、ほとんどの場合、間違いが何ヶ所か見つかります。

Img_0705s できあがったパターン原稿を普通紙にコピーして、基板の銅箔面に両面テープで原稿コピーを貼り付けます。この両面テープは、マスクとなる重要なアイテムですが、一般用の極薄い厚みのものが適しており、ホームセンターで50mm~110mm幅のものが手に入ります。

  

Img_0707s081s次に、千枚通しで穴あけ位置にポンチを打ちます。
カッターナイフでランド境界に切り込みを入れ、銅箔除去部分のマスクを取り去ってゆきます。
この二つの工程は、マスクの密着度を高める役割が同時にあります。途中に空気泡があれば押さえ込んで密着させます。

Img_0714s さて、エッチング液をバットに移していよいよ基板を漬けます。
この液は、かの10余年前に使用したのを容器にもどし保存、今回4~5度目の働きとなります。能力が落ちていることが予想されますので、あらかじめお湯で容器ごと温め、かつ暖房の効いた室内で作業します。液のダレに気をつけないといけませんが、液の温度はスピーディーかつキレのよい仕上がりに寄与します。

液の温度が高ければ(風呂のぬるま湯ぐらい)、この古いエッチング液でも30~40分で完了となります。新品の液だと20分ぐらいでもOKとなるでしょう。両面テープのマスクは、見かけによらず耐液性があり、うっかり2~3時間漬けっぱなしにしても、ほとんどランド部分を侵しません。

Img_0720s_3Img_0725s_2 エッチングの上がった基板は、ランド部分のマスクを除去、クレンザーで研磨、真水で洗浄、乾燥、フラックス塗布、と作業を進めます。
穴あけ作業は、エッチング前に行う方法も紹介されていますが、この方法では、ここまで一連の作業の後に行うほうが良いようです。
今回は、穴径が4~1mmと数種類に及ぶので、大きい径の穴から先に作業しています。

部品をマウント、ハンダ付けした完成基板がこちら。
Photo_5

 

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「フシアナサン」

昨年より引っぱりに引っぱっていたHayatori21搭載オーディオの新アンプですが、とうとう年を越してしまうことになりました。
新アンプに使うパーツは、早くより購入して用意してあったのですが、製作作業に入るための何か「とっかかり」に欠けていたのが遅れの主な原因のようでした。

すでに、使用する真空管は、TV用垂直偏向回路に使われていた複三極管の“13FD7”を、出力トランスはTANGO(ISO)の“FE-25-8”を起用すべく待機させていました。回路はプッシュプルとすることに加え、現在ではPPアンプとして、つとにポピュラーとなった全段差動回路構成を採用することを、フネにアンプを積むことを考えたころにほぼ決めていました。
この回路構成は、私の場合、前作、前々作においては、訳あってホームオーディオで標準とはならなかった形式なのですが、フネのようないろいろ制限の多い環境での使用には適しているんではないか?と、なんとなく見通しをもっていました。このことは、後の記事で結果を報告することになろうかとおもいます。

さて、詳細な回路構成は何種類か構想して、どれを採用するか迷ったこともありましたが、それが作業進行の主な足かせではありませんでした。

Photo_2ながらく製作をスタートさせるに足りなかった要素、それは「はやとりのこころ」をどう仕込むか?だったようにおもいます。

それを払拭し 着手にモチベーションをもたらしたのは、ストーブの薪にされかかっていた節穴のあいたタモ材の板と、サッシ屋さんの廃材置き場で拾ったアルミサッシの切れっ端だったのでした。

次期艦載機のコードネームは「フシアナサン」です。

Fusiana

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初の「艦載機」

今日(5/27)も晴天で、一日中お日様がさんさんとかがやいていました。すでに初夏の暑さを感じさせる一日で、キャビン内ではシャツ一で作業を行っていました。ただ、黄砂が降りている関係で、わずか10数km先の大橋すら霞むような視界で、舫を解いて外海に出てみようという気持ちはあまり起こらなかったようです。

実は、最初オーディオを設置した当時から構想はあったのですが、本日ようやく自作真空管アンプが初めてHyatori21に「着艦」しました。
Invamp この機体は、製作してから11年が経過するシングルユニバーサルアンプで、各種の動作点を変更できる機能と、ソケットアダプターによる異ピン配置管への対応がなされています。このアンプにより動作させた出力管の種類は・・・、6V6-GT、6F6メタル、6K6-GT、6L6-GB、6AQ5、6BQ5、6CW5、6AH4GT、6CK4、JAN1626、etc,etc・・・・・・。niftyフォーラムFJAZZ MES18において日本駄球協会の活動華やかなりし時期に、貴重なデータをもたらしてくれた、わたしにとっては重要な“財産”でもあります。
サイズが小さく収納場所に適合するのと、所要電力がインバーター電源の容量範囲なため、今回の起用となりました。出力管はロシア製6CA7/EL34を三極管接続で使用しています。出力は3W/ch前後です。

電源は、この目的のために適応するであろう機種をあちこち探し回って、画像の150W容量の機種を通販で調達しまた。他の多くの機種が矩形波、または擬似正弦波の出力波形仕様であるにもかかわらず、この機種は精密な正弦波が出力されるとの案内を信用して購入しましたが、案外それは大げさな宣伝ではなかったようです。

ボート上での真空管アンプの運用で、当初より様々な検討すべき問題、課題が予想されました。今回は、前述の本来は“陸上運用機”を起用して評価実験を行い、“次期艦載機”の開発に備える重要なミッションです。

1)電源電圧の精度、安定度の問題:
 インバーター電源の電圧は正確か?、エンジン回転数の変化での電圧変動は?、動作点が狂って期待すべき性能に達しない、あるいは、定格を超える動作点に達して真空管や部品に悪影響を及ぼすのでは?また、エンジン回転数により、音質がコロコロ変わるなどということにもなりかねません。
Eksokutei この懸念は杞憂に終わりました。自宅のAC電源よりも100Vに近い電圧が出ています。エンジン回転数を2000~3000rpmに上げても変動はおおむねコンマ以下に収まっています。

2)インバーター電源よりのノイズの問題:
 家庭電源と比較して混入するノイズの性質にどのような違いがあるのか?正確な評価はできませんでしたが、地上実験では、どういうわけかインバータ電源利用にてアンプ出力よりのノイズレベルは、家庭電源とほとんど同じ値が観測されました。これは意外でした。

Ampbilt 3)アンプ本体と真空管による発熱の影響:
 収納したスペースは天井の高さに制限がある上、球の頭上を重要な配線が走る実に際どい環境ですので、決して好ましい状態ではありません。今回はボート内配線を結束バンドで強制的に球から遠ざけて影響が少なくなるように場をしのぎましたが、アンプ本体の放熱に関してはなんら改善されないのは同じです。次期作では重要な検討課題です。

4)インバーター電源の発熱の問題:
 約2時間の試用で体感温度50℃ぐらいの発熱があり、かろうじて手で触れるが、見過ごせない発熱量だと感じました。これから夏に向けて条件はさらに厳しくなりますので、放熱には注意せねばなりません。あるいは運用時間を制限するなどの対応がむしろ現実的かもしれません。次期作ではヒーター電源をDC12Vより直接供給する予定ですので、この問題は幾分緩和されるとおもいます。

5)DC12V供給源のレギュレーションについて:
 今回は評価実験ということで、既存の電源供給口より動作させましたが、電源経路のヒューズボックス内に一部0.75sq径の配線が存在します。同じ回路を使用する扇風機がスイッチONでわずかに減速するのが確認されました。インバーターへの供給源は2.0sq径の線材を使った独立した回路を新設して、定常10A近い電流に備えることとします。

6)で音質はどうなの?:
 現状のMDレシーバーのメインアンプ部と比較して、やはり低域が弱いようです。真空管シングルなるがゆえ十分締まった低域は望むべくもありませんが、それ以外は大きく劣る部分も感じず、自宅で聴いていた音色と同一線上の音質を醸しています。次期作では総合的に真空管アンプのメリットが上回る作品に仕上げることができれば、“艦載真空管アンプ”の意義は十分見い出せそうです。
 

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マリンオーディオ近況

季節は12月、冬となりましたが、ボートの上では過ごしやすい日々に恵まれています。ことに密閉できるキャビンの中では、日差しがあると暖房の必要はほとんど感じません。天気の良い休日には、どこという目的地はありませんが、播磨灘をあちこちクルージングしています。ただし、このあたりは風向きが西から北西のとき海況が不安定になる傾向があり、そんなときは桟橋に係留したまま艇内ですごしています。自分だけのあたらしい「部屋」がもうひとつ増えたという感じです。

さて、キャビン内でCDをかける場合、先述のようにポータブルDVDプレーヤーよりアナログにてMDレシーバーに結んでいましたが、ケーブル長が4mもあり、決して良い音質とは思われず、何らかの改善策を検討していましたが、この1ヶ月ほどの間にデジタル伝送と外着けDACによるグレードアップを実行しました。

当初、DACは自作品で用意すべくいろいろ検討していたのですが、ある程度のクオリティーをもって、かつ12V単一電源で動作できる回路が必要で、設置するスペースがスロットルレバー近傍の実に狭い空間しか用意できないことから躊躇していました。
Esi_drdac そこへもって、この用途にうってつけのDACが完成品でみつかりました。その名も「Dr.DAC」。
この機器はDA変換にAKM(旭化成)のAK4395を使用、出力アンプにバーブラウンのOPアンプOPA2134PAが投入されています。このOPアンプはオーディオ用として広く定評をもつOPA604APなどと同等に近いクオリティーを持ち(と私は思う)、それをDC-DCコンバーターにて±15Vで電源供給されているという、自作品ではなかなか出来ない仕様が小さい筐体につまっています。なんせ、このフネのオーディオ装置の中で最も高価な機器でありますから。(笑

Drdac まず、DVDプレーヤの同軸出力から同軸ケーブルでDACに接続してみました。実に元気のいい音です。多少荒削りなところはありますが、あとでアンプやスピーカーの調整で良い方向に追い込みが可能な範疇です。
しかし、新たな問題が浮上しました。艇体がFRPのため、金属ボディーアースのできる車とは異なった対処が必要です。

・車のようなボディーアースによるシールド効果を期待できない。
・電源ラインはDC12V単一のため、マイナス側は他機器と共通にせざるを得ない。
・したがって、どうしても信号のシールド線と電源により接続機器間で長いループになる。

で、ワイパーなどモーターを使う電装品を起動すると、デジタルラインがノイズを拾って一時音声が気絶するという症状が出ました。光接続にすれば、一挙問題解決なんですが、トランスポートとなるDVDプレーヤーには同軸出力しかありません。

Optunit そこで作ったのがこれ。74HCU04の2ユニットとTOSリンクで組んだ同軸出力を光送出させるユニットです。
ジャノメ基板での配線は久しぶりで、ランドタッチが2ヶ所ばかり発生、それを見つけるのによけいな時間をとり、この小さな基板を配線するのに足かけ二日かかってしまいました。視力の低下は予想以上に進んでいます。

Dvdopt そんなこんなでこの作業に腰を上げてから2週間ほどをかけて、ようやく光送出ユニットの艤装を完了しました。ポータブルDVDプレーヤーの後ろにある小さい黒箱がそうです。
クルージングの際は、いつものように好きなディスクをかけて自宅にいる時と何ら変わらずゴキゲンで楽しめます。

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PA係 顛末記

11月12日の御所市リサイクルフェスタと11月19日の宙(おおぞら)塾「子どもおんまつり発表会」の二回、先述の装置によりPAを実施しました。

Gosepa2 御所市の会場は、市役所隣接の公園で、時おり小雨の落ちる天候の中敢行されました。約3000人の来場者があったとのことですが、公園中央の広場はゆったりとした広いスペースで、人の密度はそれほど高いとは思えませんでした。

Gosepa1 で、当初使うメインアンプは、手持ちで最も大きい出力をもつパワーMOS-FET100Wアンプ(画像左)を起用する予定でしたが、リハーサルでテストしたところ、少々小さい出力でも必要な音量は可能と判断して、予備に持っていった画像右側の真空管アンプを急遽起用しました。
このアンプは、オーディオ出力管だけでなく、送信管やTV水平出力管も使用可能に設計したユニバーサルアンプで「お駄球の旅が始まるアンプ」と称しています。出力は約40W/ch、出力管は「6384」という米軍放出の軍用管です。50年代60年代の冷戦時代、新電子兵器開発華やかな時代に多用された真空管で、主にレーダーディスプレイの水平偏向回路に使われていたと言われています。きわめて堅牢な構造を有していて、航空機が墜落しても真空管は生き残るであろう耐G性能がデーターシートに記されています。
さて、イベントが進行するに従って、マイクを持つ人が変わるたびに、音量レベルの大小が激しいことに、かなり戸惑いました。音がひずむまで大声をはりあげる方とか、ボーカルのサビの部分でことさらマイクを近づける方…。
あと、電源延長コードをお客さんが引っかけて電源が落ちるトラブルが数回ありましたが、それ以外は大きいトラブルもなくその日は無事終了しました。

真空管アンプに興味を示されるお客さんは、70歳前後の戦前戦中を知る世代の方々がほとんどで、たいがいのの方はPAの音が真空管から送り出されていることを知らずに聴いておられたのが少々残念でした。しかし、音質に関する評価はおおむね良好のようだったので胸をなで下ろしています。

Kohpa1 一週間後の11月19日「子どもおんまつり発表会」の会場は、奈良市ならまちセンター。ここは屋内施設がメインで、PAを使う屋外のスペースは大型の体育館程度の面積で、御所の会場よりは装置の能力に余裕をもって臨めると思っていました、当初は…。
ところが、ボーカルのリハーサルのとき、例のサビで声を張り上げた瞬間、100Wアンプのプロテクトがカッチーン!。連続したクリップ状態では、リミッターの働きもむなしく信号は「直流」と化してしまうようです。そこで今回も6384PP真空管アンプを起用。
Kohpa2 なんとこの日も雨が降ったり止んだりの天候、スピーカーもにゴミ袋でにわか作りの傘を被せての働きとなりました。
機材のトラブルはたいしたことはありませんでしたが、このイベントはプログラムの進行が御所のイベントとは比べものにならないぐらい複雑で、何回か曲の選択やスタートのミスを犯してしまいました。マイクのセット位置やタイミングも事前に解っていれば…、という段取りのちぐはぐもあって、これは初回なるがゆえしかたない部分だったかも知れません。来年はもうすこしマシにできるであろうとおもっています。Kohpa3

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リサイクルフェスタ< あ~もったいなぁ~>

いきなりボートとは関係ない話に飛びます。

11月12日、奈良県御所市葛城公園で「リサイクルフェスタ <あ~もったいなぁ~>」と銘打って催しが行われます。リンク先の広報誌10ページ目に案内があります。私が会員として所属しているNPO法人「宙塾(おおぞらじゅく)」も、スピーチや生演奏そしてPAの提供などで参加します。  Patest1

この日のために用意したPAセットは、画像のような40cm3wayスピーカー、100Wx2出力パワーMOS-FETアンプ、リミッタバンドパスフィルターここまでは自作です。それにYAMAHA製小型ミキシングコンソールを介して、ダイナミックマイク3本、手持ちのCDプレーヤー、MDデッキ、カセットデッキ、キーボードなどがソースになります。野外でのPAとしては、きわめて小規模かつ簡易なセットではあります。

Vfsh0023この日のほかに、11月19日には奈良市ならまちセンターで行われる「こどもおんまつり発表会」でもこのPAセットを駆り出す予定で、これから先「宙塾」のイベントでたびたび出動することとおもいます。

画像は本番に備えて地元の資材置き場で行ったリハーサルで、その教訓から機材の手直しをして、なんとか実用に耐えるレベルに達したとの手応えを得ました。

このイベントでは 『地球に優しい、いつまでも美しく緑あふれるまちであり続けることを願い、みなさんと一緒にゴミの減量、リサイクルの啓発、環境問題について楽しみながら学習できる場、交流の場』 というテーマで、参加者個々がいろいろな主張や出し物で臨むわけですが、単なるPA係りとして裏方参加の私は、特にこのイベントで有意義な主張をするわけではありません。

Limbpfしかし、用意したPAセットを見ていただいて、たとえばスピーカーの部品の多くは二次利用、MIDのホーンは商品にならないケヤキ材の白太根杢を貼り合わせていること、アンプは27年前に製作したのをメンテナンスし続けていること、フィルターのケースは台所で余っていたタッパーウエアを利用、などなど、いろんな所で物の有効利用を心がけていることに気がついていただける来場者が、一人二人でもいらっしゃれば、それは大変嬉しいことだとおもっています。

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マリン オーディオ

今回は、今日の話です。
台風が近づいているので、舫ロープを追加して係留を補強がてらに、新しいオーディオの取り付け作業を行いました。Photo

元々このような大層なシステムが、右舷リモコンレバー脇に鎮座していたのですが、パワーアンプが故障しているらしく動作しません。
カセットデッキの機械系もへたっているのは火を見るより明らかなので、全撤去して新調することにしました。

Photo_1 選んだコントロールセンターは、MDデッキ内蔵のFM,AMレシーバーです。後のことを考えて、ラインイン、プリアウト端子装備の機種を選びました。ポータブルTV-DVDプレーヤをつないで、TV,DVD視聴とCD再生も可能です。

スピーカユニットはCOLAL 4A-70、アルニコの内磁型は、コンパスに干渉を及ぼすことも少なく好都合です。箱はほぼミニマムの容積5Lに収まるよう設計しました。バッフル板の材質は、タモの無垢材、バックキャビティーは針葉樹構造用合板です。Photo_4

左舷側スピーカーは、パッセンジャーシート下の空間に収容したので、左右高低差がかなりありますが、それぞれの距離や、指向性がごちゃごちゃに関係して、結果バランスが取れたみたいで、大きな違和感はありません。

Photo_3 艤装完了した新システムはワンボディーになったおかげで、だいぶスッキリしています。センターと右舷スピーカの間の空間は、その筋で好きな方には、何を入れるか?だいたいお察しがつくのではないでしょうか。

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CDプレーヤー「はやとり」

>2000年10月記

『ときは下って西暦2000年、あるところに怪しげな男がひとりおりました。
その男は、商売がヒマになると、時折しょーもないネタを仕込んで物を作ることを常習としておりました。

ある日、彼は倉庫の片隅に何年も売れずに残っている楠の厚板があるのを見つけました。
「このままほおっておくと倉庫が片付かない、何かに使えないものか?」と、思いました。

そこで、むかし本で読んだ物語を思い出し、それに習って舟ではなく、なんとCDプレーヤーを作ることにしました。

CDドライブユニットや主要部品は、東の都におはす殿様の「配布するぞよ」とのありがたいお達しにあやかり、取り寄せることができました。
懇切丁寧なマニュアルにしたがって配線を進めれば、わりと簡単に動作させることができました。
しかし、問題はそれを納める楠の木のベース(筐体)の加工でした。
もちろん彼の許にはNCルーターなどあろう訳がありません。手作業で木をくり貫かねばなりませんでした。
木工ドリルでいくつも穴を開け、それをノミで切断していくという作業が続きました。むかしハンドニブラが無かった時代、トランスの角穴を開けたごとくに、です。

そして、とうとう310x240mmの大穴が楠の厚板に開きました。幅400mm奥行き400mm厚さ90mm、堂々としたベースが出来上がりました。中央やや手前には直径70mmぐらいの節がぬけた穴が残っています。これもアクセントのひとつ、と塞がずに残しました。その下方から12.6Vの豆球で照らし、パイロットランプとしました。
上から覗くとさしずめ洞窟の奥にこしらえた秘密部屋のようです。

男はこの洞窟部屋の住人をこしらえました。
胴体はキャンのGeTr、腕はGeダイオード、足は抵抗、頭はインダクタ、それに東芝の帽子型SiTrの帽子をかぶせました。
インダクタの容量は220μH、カラーコードの上2桁、赤点二つが目になるという寸法です。
さらに手に持っているのは角型セラミックCの"おの"です。
この人物オブジェは、木の根っこを"おの"ではつって、木を切り倒そうとしている杣人をイメージしています。
男はこのCD-PROプレーヤーに「はやとり」と名付けました。

原作のいわんとするところは、人間の欲望のため、都合にあわせて、むやみやたら天然資源を食い荒らすのではなく、たまたまもたらされた自然の恵みを、材料に合わせて上手に使うのがいいんじゃないかえ?、ということではないかと思います。
今回はタイミング良く、CD-PROドライブと主要部品の配布を受けられ、それをうまく生かすことができたことは、まったく幸運なことでした。

また、上から覗いた洞窟の中の杣人は、暗く狭い地底世界から、何かを切り開いて、上の新天地を夢見、はい上がろうとしている小さな
人間のようにも見えます。
過日、長男の学校で開かれた学園祭のPTA作品展に本機を出展させていただきましました。
来場者のみなさんの多くがこの節穴を覗きこんで、何かをイメージされていたようです。原作の物語をご存じ無い方は多いと思いますが、少しでもこのCDプレーヤからモノ作りの"こころ"を感じ取ってたいただければありがたいと思っています。』

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