押熊八幡神社 旧蹟地
大分県の宇佐神宮を本宮とする『八幡神社』は全国におびただしい数が存在します。
ご祭神は応神天皇、小説に登場する香坂、忍熊両皇子とは義理の兄弟になります。
こちらの八幡神社には、香坂王、忍熊王の旧蹟地が神社敷地内に存在します。
その由来説明看板にはこうあります。
『・・・この日本書紀の伝承にある忍熊王は、当時、この地域を支配していた実在性の高い人物・王の1人であったと考えられる。そして、この地域にある日本有数の巨大な前方後円墳を含む「佐紀盾列古墳群」とのかかわりも考えてみる必要もある。
古来より、連綿として忍熊王を奉斎してきたこの地域の歴史を忍ぶことができる。忍熊王子神社の祭日は、4月18日で、当日は、宮座の者が参列して古来の儀式によりお祭をする。また農家では、昔からこの日を「だんご休み」といって農作業を休み、「よもぎだんご」を作って祖先にお供えするとともに、近隣縁者の家に配る風習がある。
ここ「押熊」は、鎌倉時代に作成された「西大寺田園目録」の中の「添下郡京北三里の所に「秋篠押熊原」との地名がみえ、また「大和国添下郡京北班田図」にも「押熊里」の記入があることにより、押熊が古代からの由緒ある歴史的地名であることに疑いはない。
なお、この旧跡地に隣接する「カゴ池」「カゴ坂」は、押熊の祖先が、香坂王に因んでつけた名称であろう。』
この神社の南東約2kmには、両皇子を討伐し朝廷から排除した義母、神功皇后の陵墓があります。その規模は全長276m、奈良県内で第4位の大きさです。
それに比較して、両皇子を祀るこの旧蹟地を思うと、皇位継承の争いに敗北した皇族の悲哀を感じずにはいられません。
参考にさせていただいた こちらのサイトに、神社の詳しいリポートがあります。
近畿各地の名所旧跡、世界各地の紀行など盛りだくさんに充実しています。
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